「南東角の二世帯の家」現場の気配り

昨年末から始まった現場。 この冬、福島市では年末を除きまとまった積雪がなく、現場は助かっている。本現場は木工時最盛期。敷地状況から工事車両駐車には神経を使う。 正面ファサードの写真の左側に仮設電気・水道、仮設トイレを設けてある。それら仮設設…

仮設建築の状況調査

いわき市に2012年建設の仮設高齢者サポートセンター、2013年建設の仮設消防団施設の現状調査を行いました。仮設建築ながら6年を越える今も使用に問題ありません。しっかり使われていました。造る立場で言えば長く使われる事は嬉しいですが、使わねばならない…

賀正

新年 あけまして おめでとうございます。 皆さんにとって、尚一層すばらしき、夢ある、有意義な一年となりますようお祈り申し上げます。 本年もよろしくお願いします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

「地域に開く小さな図書館のある家」リフォームプロジェクト

福島市飯坂での空き家利用「地域に開く小さな図書館のある家」リフォームプロジェクトが完成!しました。 「地域に開く小さな図書館のある家」は木製デッキと円形芝生デッキと足湯もあります。まだこの時期は芝生がまだ緑になってませんが・・。いまから春が…

パーフェクト虹

12/1(土)の完璧な虹(福島県国見町)。良く見ると2段になってます。何か良い事があるかも知れません!ヨ。 ちょっと投稿遅くなっちゃたかな・・・。。

蔵王の秋

蔵王の秋。2018.10.27

60年目のロンシャンの丘

「なんでいまさらコルビジェ?」との友人からの声に見送られ、フランスの旅にでる。それは「還暦を迎える日にロンシャンの丘に立ちたい」と思ったからだ。 設計を志してから進む道はいつも闇の中。30歳で地方建築家として独立、30年経つ今もそれは変わらない…

パリ・オペラ座でのジャパンコール

50代最後の日、メトロで迷い地上に出れなくなった。出た時は20時、サマータイムもあり辺りはまだ明るい。日没は21時だ。そこはオペラ座の怪人の舞台、パリオペラ座。なのに、スタンド・バイ・ミーの歌が流れる。路上アーティストが正面広場で演奏していた。…

We Are The World

昨晩、アナザーストーリーズ「We Are The World 奇跡の10時間」をみた。それからユーチューブを何回も見て聞いて泣いた。なんと愛と感動に満ち溢れているんだ! https://www.youtube.com/watch?v=XblpaAyj234 https://www.youtube.com/watch?v=YYKzS08k1cE …

計画から7年「羽風の家」の完成は昨年秋

10年前その家族に出会い、2年後に住宅建築の相談を受けた。計画・設計・見積と順調に進んだ。しかし着工3日前にご主人の転勤が決まり、工事が延期された。さらに翌年震災・原発事故により無期延期となる。この間に家族が一人増え、ワンルームの子供室を2つに…

伏竜の家

この土地にはじめて会ったとき、交換したばかりの車を道路縁石に擦ってしまった事を思い出す。それは土地がとても魅力的だったと同時に、南東から北西への2mの高低差の難解さからだったろうか。あれから3年半がたった。菜の花が完成を祝っているように感じた…

冬をまたいだ5つの現場 その5. 「果樹園の家」

果樹園にバスケットボールのゴールポストが立つ。 9年前お母さんの待つ福島に跡取りが帰ってきた。明るい音大出のお嫁さんと1歳の息子を連れて。息子が小学生になるとバスケットボールを始めたのだ。 しばらくして娘が生まれる。そしてお嫁さんが持つグラン…

冬をまたいだ5つの現場 その4. 「古里の家」

街場ながら信夫山と吾妻山を望む敷地。「古里の家」は、結婚を機に福島を離れていたクライアントがここでの拠点としてのセカンドハウス建築プロジェクトだ。亡き父母の面影、生まれ育った思い出と福島への思いを計画に込める。この様な方がいる限り、必ず福…

冬をまたいだ5つの現場 その3. 「縁側の家」

朝陽がダイニング・キッチンに差し込む、爽やかで元気な家を目指すプロジェクト「縁側の家」。内外の中間領域を縁側に求め、将来のためバリアフリーにも努める。クライアントの夢は巣立つ3人の子供たち家族との大宴会。ここがにぎやかな話し声や縁側を走る…

冬をまたいだ5つの現場 その2. 「12尺柱で光を!」

東西に長い敷地の南全体に伸びる2階建てアパート。東道路の向かいは5階建てマンション、西側には人気喫茶店の駐車場、と少々厳しい敷地周辺状況。 プロジェクト「12尺柱で光を!」は長い柱を使い高天井とし、上から陽を取り込む。さらに「コの字型プラン」で…

冬をまたいだ5つの現場 その1. 「伏竜の家」

4年越しプロジェクト「伏竜の家」がこの春完成予定! 家の中央にオープンキッチンのある「お母さんが真ん中の家」です。平屋型の計画に子供室と書斎が展望台になってます。

明日から3月

気が付くと年が明け2カ月が過ぎる。 2~3カ月に1度、1500字程度を雑誌に寄稿している。今日がその締切日でなんとか仕上がった。せっかく書くのだから・・と、また本来筆武将であり、乗り越えるのにかなりエネルギーを使い果たす。4年目にもなるのだが…

迎春

建築家とし独立、 野武士を名乗り早30年を迎え、 皆様に心から感謝申し上げます。 かくなる上は、どこまでも、 野武士道を突き進もうと思います。 これからもよろしくお願いします。 烈士暮年 (年を重ねたからといって) 壮心不已 (熱い気持ちを止められるも…

漫画紹介記事

福島民報冊子「ハイッ!みんぽう2017年4月号」での漫画紹介記事です。

復興公営住宅に神棚

福島県での復興公営住宅では初めてとのことですが・・完成間近14棟に神棚を設けました。同じデザイン・設計図から微妙に大工さんの個性と木材の個性が出ていて興味深い。始めに新建材で作り、工期がなくたいへん忙しい中、作り直しをお願いしました。御苦労…

結婚する予定もないから、好きなように家建てちゃいました。

2015年2月号から2017年1月号まで連載された「ひぐち城建てました。」が「結婚する・・・建てちゃいました。」と長いタイトルになり+αで単行本になります。 ひぐちにちほ作の痛快家造りドキュメント漫画が2月10日発売!!です。 よろしくお願いします。。 ht…

迎 春

迎 春 ガス台前で煙草の煙 「変わらないか」の声がする 驚き換気扇を覗きこむ 寒風が流れディランが誘う そして 今宵もドン・キホーテを読み耽る 契闊談讌 久しぶりに飲み語らい 心念舊恩! 昔のよしみをあたためよう! そんな酉年初春です。 明けましておめ…

信夫山にクマあらわる!

人口30万人弱の福島市。街の真ん中に信夫山がある。その山でクマ目撃が5月23日に3件。これまで猿や鹿はあったが、クマはちょっと…。どうも・・信夫山北側で松川に接しており、松川源流から野生動物が時折やってくるようだ。知る限りでは、クマは初めて。出没…

カラヴァッジョ

4月に東京を通る機会があり、上野国立西洋美術館に寄ろうとしたが、月曜日閉館で断念した。 そこで5月末、再度朝1番西洋美術館を目指す。 目当てはミケランジェロ・メリージ・ダ・カラヴァッジョ。 この展覧会を知るまで彼を知らなかったが、天才ダビンチよ…

福島でのレコンキスタを!

オランダ独立時のスペインは斜陽の時代と言えよう。 アフリカ・ヨーロッパの接点のスペインは、古くから戦乱の歴史を歩む。特に8~16世紀まではイスラム勢力の支配下にあった。数百年に及ぶレコンキスタ(国土回復運動)により、1492年イスラム勢力の最後の…

オランダ絵画黄金時代展・福島県立美術館

17世紀のオランダは絵画黄金時代を迎える。それは同時に社会経済の変革期でもあった。16世紀の宗教改革、東インド会社に象徴される植民地政策による繁栄、スペインからの独立。その間オランダ民衆は豊かになり、アートマーケットもできた。そして貴族だけで…

迎春

あけましておめでとうございます。 皆様にとって素晴らしき一年となることをお祈りします。 本年もよろしくお願いします。

本宮・郡山の古い建築

本宮・郡山の古建築。 蛇の鼻御殿、本宮映画劇場、開成館、開拓官舎、旧尋常中学校本館。 面積10万坪の蛇の鼻遊楽園、その中に明治末期の豪農が別荘として建てた「蛇の鼻御殿」。玄関の屋根破風や柱に日光東照宮を彷彿される精緻な彫刻、各部屋には狩野派障…

いわき歴史的建築

白水阿弥陀堂、飯野八幡宮、そして専称寺本堂修復工事。いい仕事してますねー。

解体古民家の梁・板戸

古材の表し梁を持つ家を設計中です。 そのプロジェクト使用のために、本日、年末解体予定築300年の古民家を見てきました。 所有者は「欲しい人がいれば、梁や板戸などを取っておく」とのことでした。 場所・・福島県伊達郡 築・・300年(過去帳より) 解…