レーモンドはF.L.ライトに28歳で師事、タリアセンで働く。
31歳でライトと共に来日、34歳で独立。
その後、彼はライトの影響があまりに強烈だったため、抜け出すのに大変苦労したようです。
注目する点はそこにあります。そこで・・・
先週、都内にあるレーモンド4作品を見学してきました。
30代の2作品、60代の2作品をです。
30代の作品は規模も大きく、ライトの面影が多く見える建築です。
一方、60代の作品は規模が小さく、独自の世界を作り出した建築。
彼は第二次世界大戦をはさんだ40代~50代にかけライトから抜け出せたようです。
その後、モダニズム建築の最先端の建築を生み出し80代まで活躍、日本建築界に大きな影響を与えたアントニン・レーモンド。
彼は僕らの希望の星です。
レーモンドの作品群を見て、自分を取り巻く様々な呪縛から抜け出し、自分らしい、この地域らしい建築を目指したいものと、改めて思いました。
そして80代を迎えたいものです。
やっぱり健康に留意し、長生きしないと・・。