昨晩、東京オリンピックのTVを見る。
戦後19年、東京オリンピックが開催されるが、大きな意味があったという。
それは日本の国際社会復帰、そして大戦を引き起こした国の一つ日本での平和の祭典です。
特筆すべきは聖火リレー。
聖火はギリシャから運ばれますが、そのリレーを意図的に戦争で被害を被った東南アジア諸国を巡回後、当時まだ日本復帰されてない沖縄からの日本上陸。
驚ろいたのは写真のロゴ付シャツを着ての東南アジアでのリレー映像。日の丸のついたオリンピック旗、いやオリンピック旗のついた日の丸。東南アジアの人々がそれをデカデカと胸にかざしての聖火リレーをしている。沿道では多くの人人。「ニッポン・ビルマ・ヘイワ・バンザイ」との声援。
そして最終聖火ランナー。
過去オリンピックで活躍した有名人ではありません。広島に原爆が投下された日1945年8月6日広島生まれの無名ランナーです・・平和への思いを込め。実行委員の田畑という人の発案・実施。
田畑氏は言う。「アメリカにおもねるために原爆に対する憎しみを口にしえない者は世界平和に背を向ける卑怯者だ」
1964東京オリンピック、すごいじゃないですか。
僕は当時6歳。東京オリンピックにそんな意味を持たせていたこと、昨晩まで知りませんでした。
42年たって当時ご苦労された人々に感動させられました。
多くの場合、建築もクライアント(お施主さん)にとって一大事業。デザインや美しさも大事ですが、このような感動を建築に盛り込みたいものです。40年後に気づくような。