積算見積

 あっという間に、もうすぐ3月。年明けから、つっ走っていますが、現在は鉄筋本数ひろいと格闘中。
 
 実施設計が終わると次の仕事は積算業務となります。設計事務所で作る建築見積書を設計書と言い、工務店さんの見積書提出前に完成させ、比較検討できるようにします。しかしこれがなかなか手ごわいのです。一部屋一部屋、床壁天井の面積を計算し、使用材料の数を数え、単価を調べ等々・・・かなり忍耐が必要です。ようは、面倒なのです。
 公共建築設計では設計書作成は絶対ついてきますが、民間建築で設計書作成をしている設計事務所を聞いたことがありません。だからやるのです。
 作成のメリットとして、①クライアントが1社見積でも見積書の比較ができる ②一度積算しているので工務店見積書チェックがしやすい ③実施設計図面のチェックができる ④各工事内容・工事費を把握できる ⑤ 設計者だけでなく技術者としても手ごわい存在になれる・・・等々です。
 
 このように、わが事務所の独自性でもあり積算業務は重要なんです。面倒な事こそやらねばならない!と、気合をいれて、、と。
・・・さて次はいよいよ型枠を拾いにいきますか・・。あっ!土間コンクリートの鉄筋もあった!う~ん。なかなか手ごわい。