ピンチの後にチャンスを!

 1945年夏広島に原爆が投下された。当時の人口35万人が数ヶ月で推定15万人が亡くなる。人口が20万人なってしまう。その8月6日がまた来た。それから68年、広島の復興は目覚しい。いまや117.8万人と6倍近くの街になる。昨年3月始めて広島に行き、その大きさに驚く。
 そして長崎。当時の人口26万人から推定8万人が亡くなり、16万人になる。それがいまや44万人、歴史も利用した魅力的な街となっている。長崎への原爆は広島のものより1.5倍の威力があったとされるが、被害者数はその地形が影響したとされている。68回目のその時、8月9日が明後日また来る。
 
 震災から2年半が続く福島。いまだに苦悩の日々が続く。避難者は15万人を超え、県外への避難は6万人といわれる。県人口も200万人をきる。
 しかし、いつまでも暗くなっているわけにはいかない。県の人口だけを言えば、増えるチャンスともいえるかもしれない。良い悪いにかかわらず、すでに知名度は世界中に広がったではないか。
 
 「設計が業の身で何をすべきか」2年半考えている。なかなかこれぞという妙案は浮かばない・・のだが、今は「希望の持て、夢のある建築を造る」ことが福島復興につながるはずと。これが自分の福島にできることと悪戦苦闘してます。
 
 ピンチの後にはチャンスがあるはず・・・と信じているので。
 
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