建築家も職人。
建築を始めた頃、「こんなことできますか?」と聞くと、「形あるものはなんでも作れる」という名言をくれた大工の棟梁がいる。
その言葉に感銘。
それにより、設計職人を目指すこととなる。
しかし、今の大工さん達はどうしたんだろう。
自分の手で柱・梁を刻むことなく、プレカットで造ることを普通のこととしている。
プレカット (precut) とは住宅建築における木工事部分について、現場施工前に工場などで原材料を切断したり加工を施しておくこと。
・・ウィキペディア(Wikipedia)から・・
自分で刻む道具(機械)を持っている大工さんは少ない?
大工さん・・
木材の選定や使い方を他人まかせにして良いの?
上棟時に始めて柱・梁を見るようで良い建物ができるの?
木造住宅は手作りが大事では?
プレハブの真似をして、魂のこもった建築ができる?
何故、ムク材よりも集成材を好むの?
誰が作っても同じ仕上がりで良いの?
意地は?情熱は?こころ粋は?
この20年、プレカット等による木造建築の機械化は大幅に向上。
その間、忘れかけてるものも大きい。
写真のような
虎の目を持つ大工さんが
少なくなっていることは残念なことです。