11の奇跡!

 娘が2人いますが、ここ数年たて続けに結婚しました。それまでは、娘が家に旦那候補を連れてきたら、気にいるいらないは別として、何が何でも「大反対!」しようと思っていました。本気度を試すためにも父親が壁になるべき・・と思ったからです。しかし、なかなか連れてきません。情報漏洩があったのかも、、とも思ったくらいです。

 しびれを切らす寸前で志を忘れそうになった時に、まず次女が連れてきました。きた、キタ、来たぁ!、待ちに待ったスチュエーションだぁ!。「時は今!」と思った瞬間、次女が秘策を出します。「彼は11日、生まれなんだ」と言う。「えっ!」。次女は策士でした。

 実は、僕も女房殿も11日生まれ。結婚式記念日も11日。おふくろの誕生日も11日です。そんな事で我が家では「11日」には妙な思い入れがあります。なので、つい、「それはなんかの縁だなぁー」などと言ってしまう自分がそこにいました。

 次の年、今度は長女が連れて来ました。「実は、彼の誕生日も11日!なの」。頭の中で稲妻が走り、ベルが鳴り響きました。「それは凄い!」などと、つい口走ってしまい、まったくお手上げ状態になってしまいました。自分にとっては2年連続の11日の敗北感を味わうことになってしまったのです。そんなこんなで我が家では、12か月のうち6カ月は何かの記念日となり11日は特別な日となっています。

 最近では次女が「私は※4月15日だから、15-4は11日、お姉ちゃんは※5月27日で(27-5)÷2は11日」と、こじつけ的な解釈も出てくるしまつです。そして、そんな我が家の11日の偶然を「11の奇跡!」と命名しました。

 

※印月日は仮月日です。

 

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