選挙に思う暑い夏

 この夏は暑い!
 
 またしても気象庁の長期予報は崩れ(1ヶ月前位に予報を撤回したが)暑い夏を迎える。長期予報の逆と考えれば天候は当る・・との陰口も聞こえる昨今。
 しかしこの夏、暑くしてる要因の一つがワールドカップ参議院選挙?。選挙に対しては異論もあろうと思うが、この選挙結果は日本を暑くさせるのではと思うのである。
 
 建築設計を業としてると様々な建築の法律が変化し、その法律を守らなくてはならなくなる。政治に興味がなくても、好むと好まざるに関らず影響は受ける事になる・・がしかし、あまり右往左往するのはみっともない話でもある。
 
 そんな中、みんなの党の躍進は興味深い。何故躍進したのか。それは主張の分かりやすさにあると言う。「悪いのは既得権益を持つ官僚と、官僚の言いなりになる政権党」「小さな政府、民間主導の成長」・・・なるほど受け入れやすいではないか。
 
 一方、住宅建築界。
「住宅を建てたい」と思う場合、相談する所の多くは①ハウスメーカー工務店と言われる。二大政党ならず二大勢力と言っていいであろう。第3極の建築家・設計事務所との住まい創りは何故躍進しないのだろう。
 
 安藤、伊東、隈、手塚、妹島氏・・・などの同業有名建築家の話ばかりしてはいないだろうか。デザイン思想や歴史を並べただけの建築オタクだけでは建築の熱意がクライアントに届かない。
 
 もっと分りやすく、
 
「安易に建築家は言いなりにならない」
「共に良い家づくりに邁進する」
 
などとしてはどうだろう。
 
 しかし「ユニバーサルデザインを主とし、グローバルな観点からエコ対策を図りサスティナブルな建築とし、このマニフェストを掲げ事務所アジェンダを実行します!」
などと話してはいけない。なんの事か再び分らなくなる。
 
 多くの建築家が読む事を考えると、このような話はタブーな気がする。また本内容自体が良く分からない。「これも暑い夏のせい」と皆様ご勘弁あれ。
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