写真は2004年新潟中越地震被災地です。
また隣県、新潟で震度6強の地震。
建築に携わる者にとって被災現場を見るのは身を切る思いです。
3年前に西南隣の新潟、4年前に北東隣の宮城でも同規模地震があり、2つの震災で応急危険度判定を行いました。
(応急危険度判定とは・・地震後の余震等による二次災害を未然に防止するため、被災した建築物の被害の状況を調査し、その建築物が使用できるか否かの判定・表示を応急的に行うことです。)
その中で感じることは・・瓦屋根の地震に対しての弱さです。
その重さが問題です。
特に日本瓦においての、何段にも積む棟瓦です。
他に被害がなくても、棟瓦がその重さにより崩れたところを数多くみました。
もし瓦屋根にする場合は地震対策を施した耐震瓦とすべきです。
そして、必要以上の棟瓦の積み上げは禁物。
構造をしっかりと造ることは言うまでもありません。
太古から幾度となく地震災害。
日本中、いつどこで地震があっても不思議ではないはず。
対策は常に心がけておかなければならないと肝に銘じます。