ふくしまの旧家特集記事

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本日発売!、ふくしま情報誌 monmo 2019年初夏号 。当事務所所員、実質的ドンでもある遠藤悦子が「ふくしまの旧家・歴史ある建物を訪ねて」特集記事P82~P89部分の案内・取材同行した記事が載ってます。住んでいる方のインタビューなどもあり興味深い。こんな記載はありませんが・・・ライターさんが昔のママ友だったのもただならぬ縁。福島県内の書店・コンビニetc.でお見かけの折は手にとってみて下さい。県外の方は取り寄せるか、福島県に来て!頂き読んで下さい。旧家の中には公開しているところもあり、
読んで、行って、見て、感じる。これもまた一計です。

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大熊町を行く

東京電力福島第一原発立地町で初めて、4月10日一部地域避難指示の解除がされた大熊町に先週初め行く。前日、首相出席での新庁舎開庁式が行われていた新庁舎、その日は閉じられていた。町民が「ただいま おおくままち」の一文字をつくった正面広場、駐車場にも人影は無く、強風と周辺道路工事音が流れる。隣接する建築中の復興公営住宅担当事業者さんから避難指示区域内での建築への思いを聞く。その情熱は見習うべきところあり。
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海秀の書・・建築プロジェクト名編 その3 建築の成り立ち

海秀こと遠藤悦子の書、3回目。

夫婦と猫と住まう家・・・
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「5匹の猫との家」は「猫」の絵に執着した書になり、草冠が耳と尻尾に進化した。

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息子さんがキャリアウーマンのお嫁さんと2人の娘さんを連れ、出向から戻って来る。初めての同居のための家づくり。家の形を模した「家」となり、家の中での孫娘さんの笑顔をイメージする。
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初夏に蛍が出現する小川がアプローチの家。「蛍」は自然の中で遊ぶ様、「家」は屋根形状を模し、屋内で遊ぶ様をイメージする。
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アクティブな家族を包む「土間の家」。お父さんのトライアスロンの自転車、及び、家とセットで導入した電気自動車の車輪のイメージが「間」となる。「家」は形状とお母さんのやさしさを表す。
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25年前住宅を設計し、2度目の設計依頼は美容室建築計画。市内3店舗目のお店は初めての新築計画。クライアントは「美容の仕事の集大成を造りたい!」と言う。おのずと建築にも書にも力が入る。「+℃」は髪型を意識した書。建物は書の東洋的雰囲気ではなく、ユニオンジャックをイメージしたものになる。
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初めての同居に御両親が用意した土地は、東と南道路を持つ日当たりのよい土地。陽あたりだけでなく、風通しの良い清々しい家を目指す。「家」は風の流を意識した書とし、人が集まり楽しむ様を「世帯」の文字に込めた。
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「海秀の書・・建築プロジェクト名編」はひとまず最後となります。御清読ありがとうございました。

海秀の書・・建築プロジェクト名編 その2 表札に遊ぶ

海秀こと遠藤悦子の書。2回目は「表札に遊ぶ」です。
自分たちらしい個性的な表札としたい!との依頼あり。

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いろいろと検討し・・・家族みんなで文字を書くことにしました。

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「福」の字の「田」部分に、家族4人それぞれの好きな形を入れてもらいました。
ちなみに、「田」以外の部分は建物をイメージしてます。・・・英字新聞も海秀のこだわり・・・

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いろんな「福井」ができました。
この中から1つ選び欅板に彫ってもらい完成した表札が・・・こちらです。

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家族の表札と共に思い出もつくることができました!


海秀の書・・建築プロジェクト名編 その1

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海秀こと遠藤悦子の書。書に建築への思いを込めた建築プロジェクト名の題字です。

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提灯祭りの提灯をイメージした「街」

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建物の形を模した「船」。

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音楽イベントの主宰もする施主。音楽と集いの楽しさを表した「集」と「楽」。

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屋根の形を模した「家」。

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仏具専門店の思いを「ば」に込める。

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旦那さんからのプレゼント!の家は「夫婦」の50年間と屋根を模した「家」をイメージする。

・・・つづく

カズオ・イシグロを探して

昨年一年がかりでカズオ・イシグロ文学8冊を読破する。これまでノーベル賞作家に縁が無く、自分にとっては画期的なことだ。大江健三郎を10ページで断念した過去をもつ。

 ものごころ付く頃にテレビがやってきた。そこに流れる漫画の虜になる。野山を駆けまわり、夕方テレビで漫画を見、夜漫画を読む生活が続いた。思春期になると漫画ばかりでは格好がつかず、少し本を読むようになる。しかし建築を志すと一変し、専門書しか読まなくなり建築一色になる。いわゆる漫画育ちの建築馬鹿だ。たまに読むのは歴史物くらいで「彼らがどう生きたか」を求めた。そんなこんなで40代に入った頃にやっと小説を読みだしたほどだ。読みだしたと言っても寝る前の30分位なのだが・・・。

 そんな身で大胆にもどうしてイシグロ文学に飛び込んだのか、それは昔からスピーチに弱い側面があるからだ。バラク・オバマYes We Can!や広島スピーチはいつでも全文を読めるようにしてあり、ケネディーやキング牧師も熱い。どうも感動癖があるようだ。今回もそう。彼のノーベル賞受賞スピーチを読み、アッという間に虜になってしまった。・・ちなみに昨日の「イチロウへのディー・ゴードン内野手の新聞広告」にも感動!した…。

 8冊の小説の舞台はそれぞれ。日本が2、上海が1、イギリスが2、東欧が1、そして短編集が1冊で、それぞれが面白く興味深い。中でも驚かされたのは「充たされざる者」。世界的ピアニストが東欧のとある町に訪れて・・と言う内容だ。たった4日間?の出来事が938ページに渡る。4日間?としたのは、読み終えた時、もはや日にちなどは分からない状態になったからだ。なにせ938ページだ。「充たされざる者」とは読者(自分)ではないか・・と感じる。モヤモヤした気持ちで翻訳者のあとがきを読めど、充たされる事はなかった。恐るべきイシグロ文学なのだ。もしこの作品を読まれる方がいれば、8冊のうち始めと終わりは外した方が良い。他7冊作品のうち最新作と、イギリスのブッカー賞受賞作、そしてノーベル賞受賞作の3作が特に惹かれた。

 読破3か月が過ぎ、いまだイシグロ・ロスから抜け出せないでいる・・・。そしてまた今夜、戦中戦後の日本が舞台の「浮世の画家」がテレビで放映される。もちろん録画予約をした。

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スーパーラジオ体操

スーパーラジオ体操をしだして5年目の春を迎えた。
 知っての通りスーパーラジオ体操はラジオ体操第一を3回超える回数繰り返す体操だ。自分が命名した。
 それまで「死なない程度に不健康」を美徳としていたが、一変、体操親父に変身。
 きっかけは腰痛だ。腰痛に悩まされ5年前に腹筋を始めたが、1年経過も改善しなかった。多方面の方から腹筋だけでなく背筋も鍛えるべき・・とのアドバイスを頂く。しかし、われ背筋の運動を知らず。ひとまずラジオ体操を3回繰り返すことを始めたのが4年前。
 それから3回が、5回、8回、10回、12.5回、15.5回と増え、5か月前から1日18.5回というスーパーラジオ体操になった。当然、何回もやるのでラジオ体操の音楽などはかけない。10回で3~40分程度かかる。現在は時間がかかるので、昼と夜の2回に分けて実施する事が多くなってきている。こんなにやっている人がいるだろうかと思いながらやっているが、時には休日に31回というウルトラスーパーラジオ体操にも挑戦する。その時は筋肉痛となるのだが。自分にとってのスーパーラジオ体操はもはや体操ではなく、運動であり座禅となっている。
 結果、腰痛などからは抜け出す事ができた。その間腰痛にもなったが、それまで2週間続いた症状が2日か3日で治る。もし腰痛で苦しんでいる方がいればお試しあれ。
 尚、自分の経験から・・すぐに10回以上ラジオ体操をするなどは無謀でお勧めできない。スーパーラジオ体操は1日にしてならず・・なのだ。